
寒天は血圧を低下させる効果があるといわれます。血圧というのは心臓から血液を送り出す圧力のことで、血圧が高い人ほどその力が大きくなります。高血圧の人は、心筋梗塞や脳卒中などの重篤な病を発症させるリスクが高くなります。高血圧は生活習慣病のひとつとされ、日ごろの食生活や生活習慣による原因が大きいといわれます。
寒天に血圧を下げる効果があるのは、寒天に多く含まれる食物繊維の働きによるものです。食物繊維は栄養として、消化・吸収される成分ではありません。
しかし糖質やコレステロールの吸収を抑制し、高血圧の原因になるものを便と一緒に排出する働きがあります。また高血圧の原因には塩分の過剰摂取がありますが、寒天に含まれるカリウムは塩分の濃度を下げる働きがあります。
寒天は動脈硬化を予防する効果もあります。動脈硬化とは、血管の内側の壁が厚くなることで、血液の通る道が細く狭くなり、血液が通りにくくなった状態のことをいいます。さらに症状が進行すると、血管が破れたり、血流を遮断する危険があります。その最大の原因はコレステロールの増加にあるといわれています。コレステロール増加の原因は食生活の欧米化や運動不足などが考えられます。
寒天には水溶性の食物繊維が含まれており、その成分にアガロースやアガロペクチンなどがあります。コレステロールを低下させるのは、アガロペクチンの作用によるもので、コレステロールの吸収を抑制します。アガロペクチンは工業寒天よりも、天然寒天に多く含まれているといわれます。
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